歴史スポットに眺望抜群の展望地、見どころ満載の静岡市
まず、静岡市の見どころといえば、徳川家康に因むスポットです。静岡駅から徒歩15分の「駿府城公園」は家康が造った駿府城の跡。今は東御門や巽櫓[たつみやぐら]、坤櫓[ひつじざるやぐら]が復元されていてなかなか立派。天守台の発掘調査も行われているようですよ。市街の東の方、駿河湾に近い海岸部には日本平や久能山、登呂遺跡、世界遺産の構成資産にもなっている三保松原があります。
天下人・徳川家康の足跡をたどるスポット巡り
「久能山東照宮」は、家康の亡くなったすぐ後にその遺骸を葬ったところ。久能山へはロープーウェイで行くのがおすすめです。いちご狩りのハウスが立ち並ぶ海側から歩きだと1159段もの長い階段を上って行くことになります。階段を歩くなら眼下の景色を眺めながらゆっくりと下るのがいいですね。東照宮にはたくさんの社殿が立ち並んでいます。家康を祀る豪華な御社殿はなんと国宝です。もう一つ、家康ゆかりのスポットは、駿府城公園の北側にある「臨済寺」。徳川家康が駿河での人質時代に滞在したお寺です。春と秋に特別拝観があり、一般の人でも入ることができます。国名勝の庭園がすてきなところです。富士山の眺望なら、私のおすすめは、旧東海道の由比宿と興津宿を結ぶ峠の「薩捶峠」。三保の松原と同じく、ここの展望台から見る富士山はさえぎるものがなく拝みたくなるぐらいの迫力です。
とろろに静岡おでん、ご当地グルメも多彩な静岡
食べ物なら、旧東海道の宇津ノ谷峠麓にある「丁子屋」。私がよく行くとろろのお店です。東海道丸子宿に昔からあるお店で、麦めしにかけて食べるとろろ汁はとにかくおいしい。黒いツユの「静岡おでん」もあります。静岡のおでんは1本1本串にささっていて、駿府城公園近くの「大やきいも」では、おやつ時には地元の子どもたちがおやつがわりに焼き芋やおでんを買いに来ていました。おみやげには、野桜屋のわさびや小山園のうす茶あられ、食べ始めたらとまらないお魚の形をしたおせんべいのあじろを。どれも私からのおすすめみやげです。