とにかくの〜んびり!
人より牛が多い癒しの島、黒島へ

#13

信号機も交番もなく、人口よりもずっと牛が多い黒島。
のどかな島に癒しを求めて石垣島からの離島ショートトリップ。

石垣港から高速船で約30分と気軽に行けるので、日帰りでも十分楽しめます。竹富島に行ったことがある方には、次に訪れてほしい島のひとつです。

自転車でのんびり島めぐり

黒島は最も高い場所でも標高15mという平坦な島なので、自転車での島めぐりがおすすめ!2時間もあれば自転車でもゆっくり島を周ることができるほどの小さな島。日差しが穏やかな秋冬に訪れるのに最適な島かもしれません。

自転車で走り出すと、見渡す限り緑の牧草地。「まるで北海道に来たような気分も味わえる」と聞いたことがありましたが、島の中央の草原の中にいると、本当に沖縄の離島ということも忘れてしまいそう。爽快なサイクリングタイムです。

出会うのは、牛、牛、牛……。それもそのはず。牧畜が盛んな黒島。なんと人口の10倍以上、約3000頭の牛が島内で育てられているそう。のんびり草をはむ姿に、心は癒されていきます。

黒島の静かで美しい海「西の浜」

黒島港からすぐ近くの「西の浜」にやってきました。

沖縄好きの中でも、黒島の海が一番好きだという方は少なくありません。海の美しさはもちろんですが、秘密のプライベートビーチのような雰囲気で海をただ眺めるだけでとても心地がいいです。

誰もいない時もあるほど静かな場所で、波の音を聞きながら自分だけの時間を過ごします。4月から9月にかけてはウミガメの産卵地としても知られています。

黒島灯台へ

「西の浜」で癒しの時間を過ごした後、島の南端に立つ「黒島灯台」を目指します。

「西の浜」から「仲里海岸」までは海沿いの爽快な道を走り、途中の「仲本集落」でひと休みしてから、牧草地を眺めながら灯台へ。

まっすぐのびる道を走りきると、何もない岩場にぽつんと建つ真っ白な美しい灯台の姿が。灯台の前に広がるのは、美しい海。
運がよければウミガメが見られることもあります。

ウミガメと言えば「黒島研究所」

黒島は世界的にも貴重なウミガメの産卵地でもあります。

島の西側、西の浜から仲本集落までの道中には「黒島研究所」という海中生物の研究機関があり、館内のプールで飼育中のウミガメを見学できます。ウミガメやサンゴなどについての館内展示やヤシガニにフクロウ等の生き物も見られるので、サイクリングの一休みに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

「黒島研究所」の近くで「プズマリ」という場所を発見しました。こちらは、琉球王府時代に遠見台として使われていた石垣で、周辺からは土器や貝類も出土する遺跡でもあるそうです。今でも違和感なく、風景に溶け込んでいるのも黒島らしいです。

黒島展望台へ

次は島の中央に位置する「黒島展望台」へ。360度ぐるりと島を眺められるこの場所から見えるのは、見渡す限りの緑の大草原と、その向こう側の美しい海です。緑と青のコントラストは、黒島ならでは。牛の鳴き声と草原にわたる風の音が心地よく耳に響きます。

この展望台沿いに伸びる道は「県道213号黒島港線」で黒島の主要道路のひとつ。国土交通省が定める「日本の道100選」にも選ばれており、県道の中では日本最南端。牛が草を食む姿が見られる道として人気です。

海のランウェイ!「伊古桟橋」の絶景

黒島めぐりの最後は自転車を北側に走らせて、「伊古いこ桟橋」へ。

黒島の中でも一番のお気に入りの場所。

八重山で一番長い桟橋で、橋の先まで歩いていくとまるで海と空に自分が溶け込んでいくかのよう。まさに海のランウェイです。

こちらの桟橋は、かつて石垣島との交通路として使われており、国の有形文化財にも登録されています。まっすぐに海に伸びた桟橋をひとり占めできる絶景スポットになっています。青い空と美しいエメラルドグリーンの海を静かに眺めながら贅沢な時間が過ごせました。

緑の草原、美しい海、ゆっくりと流れる時間、穏やかな、小さな島をのんびりサイクリング。少しの滞在でも心が穏やかになってゆくのを感じます。

人を癒す、すべてがあるかのような黒島。名残惜しい気持ちで黒島港から石垣港へ戻ります。

何度来ても「また来たい」そう思えるほど大好きな島です。

写真は全てイメージです。
取材協力 沖縄クリップ

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