• 教育旅行

インバウンド事例 2019 台湾のリピーターは地方のコンテンツを求めている

  • 台湾台湾向け

 

インバウンド事例 2019 台湾のリピーターは地方のコンテンツを求めている
2019.06.05
5月24日、第12回日台観光サミットが富山にて開催されました。このサミットは台湾からの訪日旅行と日本からの訪台旅行双方の交流の促進と交流人口の拡大をする事を背景に2008年の第一回を台北で開催以降日本と台湾相互で開催されて今日に至っています。日台観光サミットに見る日本と台湾の双方向の人流と富山県の取り組みについてご紹介します。
対象市場
  • 台湾台湾
キーワード
  • 教育旅行

目次

日本からの教育旅行先として台湾はナンバーワン

日本と台湾の相互訪問客数は2007年に255万人でしたが、2018年は672万6千人と、ここ12年で約2.6倍となり、大きな成長を遂げました。今回のサミットのテーマは「均衡ある日台双方向交流を目指して」という内容で、富山県 石井知事、台湾観光協会、日本政府観光局の基調講演に続き、日本、台湾双方の観光産業を代表するスピーカーの方々から基調報告と意見交換が行われました。

昨年2018年は訪日台湾人客数が475万7千人、訪台日本人客数が196万9千人と訪日と訪台の比率が約7対3となっており、まだまだ不均衡な状況となっています。2017年のサミットでは2020年の相互訪問客数の目標を700万人に設定されましたが2018年には既に680万人を記録し、2020年の目標達成は目前となってきています。
特に台湾の側からは日本の若者の訪台に期待が寄せられました。その期待に対して日本の公立私立高等学校の海外教育旅行実施方面として、2014年から台湾が韓国を抜いてナンバーワンになった事も日本側から発表されました。背景には台湾の治安の良さと親日的な国民性や教育的効果が安全安心のマーケットである修学旅行が増えた要因として挙げられています。また、今後、訪台教育旅行をさらに伸ばすために、台湾の地方における様々な文化体験や交流を開発し、教育旅行におけるセミナーが開催される事も発表されました。日本の地方空港含めた日台の国際線就航にも期待が上がっています。訪日市場に対しての要望としてはヘビーリピーターの方面開発や二次交通の利便性の向上が上がりました。

デジタルと動画でのプロモーションが必須

両国の航空会社からは双方向のWEBコンテンツによる魅力発信、ダイナミックパッケージのリニューアル、SNSや動画の活用等による多面的なデジタルプロモーション、YOUTUBEを活用した動画プロモーション、日台のルート拡充、羽田空港国際線の機能拡充、LCCと地方自治体との連携等が報告され、そして旅行会社からは訪日のスポーツ参加ツアー、サイクリング、お祭り、文化交流など、それぞれの国の地方誘客に効果的な企画や取組などが報告されました。

そして最後に「日台サミット富山宣言」として以下の内容が宣言されました。

2020年までに相互交流人口800万人の実現を目指し、より一層の協力と連携を図る

・日台双方の新たな魅力の創出や航空路線の充実による地方都市への誘客拡大
・経済・スポーツ・文化・歴史等による観光交流の促進
・若年層の双方向交流の拡充
・商談会の開催や旅行博事業等での連携強化による日台双方向でのPR推進を行うとともに、自然環境等観光資源の保全に努め、相互の持続的な観光交流をこれまで以上に発展させる

また来年の日台観光サミットの開催地は台湾の国際空港のある桃園市で決定しました。

外国人宿泊者の36%が台湾から 富山県

富山県内の宿泊施設における外国人の宿泊者数は2003年に総数で29,296人泊でしたが2017年は282,286人泊と約9.6倍に増えました。その中でも大きなシェアを占める台湾からの宿泊者数は2003年に11,578人泊でしたが2017年には102,346人泊と約8.8倍に膨らんでいます。(富山県観光・交通・地域振興局観光振興室発表平成29年度富山県観光客入込数等より)外国人宿泊者数総数に対して36%を占める台湾からの旅行者は大きな存在となっています。

富山湾

特に人気の立山黒部アルペンルートは外国人観光客数が2003年に23,731人でしたが2018年には266,200人と11.2倍に成長しました。また、台湾からの観光客数は2003年に20,242人でしたが、2018年には138,300人と6.8倍に増えています。富山県では現在立山黒部の自然環境の保全活動や繁忙期の混雑解消のために現行のケーブルカーを新しいロープウェイにする計画も進められています。また2014年には「世界で最も美しい湾クラブ」(26か国1地域加盟)に富山湾が承認されました。そして海洋環境保全や環境教育や青少年交流を実施しています。

日台関係の中では様々な友好親善交流や教育スポーツ交流、文化交流、人材交流、サイクリング交流なども進められています。今後、立山黒部をはじめ北陸、飛騨高山など富山を基点に多彩な周遊観光が期待されます。あらためて素晴らしい観光資源を持つ富山県の魅力を感じるサミットとなりました。

JTBのインバウンド対策支援

JTBグループでは
海外プロモーションから
地域における外国人受け入れのための
環境の整備まで
多様なインバウンドソリューションを
最適に提供しています

100年企業の実績、1912年に外国人誘客のために設立。海外143都市508拠点、強力なネットワークから最新の情報を収集。地域への誘客力、商品開発と人流創出。最適なコンサルティング、多様なソリューション

お問い合わせ