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ライブ 旅のコラム

ライブデスク・プランニングマネージャー山本直幸が旅のコラムをお届けします。

ウィーンのシンボル、実は・・・

シュテファン大聖堂 ウィーンのシンボルといえば、137mの尖塔が街の中心にそびえるシュテファン大聖堂でしょう。建物は12世紀にロマネスク様式で建てられ、14世紀に街の支配者となったハプスブルク家によってゴシック様式に増改築され、長い歴史の中で大きな役割を果たしてきました。現在もオーストリア最大の教会として、また世界遺産に登録されている歴史地区の最も重要な建造物として、その存在はまさにウィーンのシンボルに相応しいといえるでしょう。勿論街の支配者であったハプスブルク家ゆかりの場所でもあり、皇帝フリードリヒ3世の霊廟や地下のカタコンベにはハプスブルク家の人々の内蔵を納めた壺もあります。

実はこの大聖堂、モーツァルトにとってもウィーンでは最も縁の深い場所なのです。1782年8月4日、コンスタンツェとの結婚式、そして1791年12月6日には葬儀が執り行われています。二人の子供の洗礼も行われ、死の数ヶ月前には楽長に志願した記録も残っています。

ドイツ騎士団の家跡1781年、バイエルン選帝侯から依頼を受けた「イドメネオ」の作曲・上演のためにミュンヘンに滞在していたモーツァルトは、ウィーン滞在中のザルツブルク大司教に呼びつけられました。大司教の長期滞在には有能な楽師が必要だったからです。モーツァルトは3月16日〜5月2日、大司教の滞在先であった「ドイツ騎士団の家」に一緒に住みますが、一楽師として召使い同然の待遇に変わりはなく、しかも音楽面で活気に満ちあふれていたウィーンでの自由な演奏活動も妨げられ、積もり積もっていた不満をついに爆発させてしまいました。大司教との決別、それは自由を得る代償として、経済的な基盤を失うことを意味していました。確かにウィーンですでに音楽家としてかなりの名声を得ていましたが、当時の音楽家にとってパトロンと縁を切ることは大きな賭であり、またとても勇気のいる決断だったに違いありません。
無一文で飛び出したモーツァルトは、以前、マンハイムで親交のあったウェーバー家に下宿します。「後宮からの誘拐」を作曲した住居跡 「フィガロの結婚」作曲した家モーツァルトハウスマンハイムでは、モーツァルトの初恋の人アロイジアとの出会いがよく知られていますが、未亡人になっていたウェーバー夫人は、アロイジア以外の娘たちと共にウィーンへ引っ越していたのです。やがてモーツァルトは、アロイジアの妹コンスタンツェと結婚することになりますが、ドイツ語の本格的なオペラを作曲したいと思っていたモーツァルトにとっては、まさにうってつけの大きな仕事が入ってきます。「後宮からの誘拐」の台本に書かれていたヒロインの名前が愛すべきコンスタンツェだったことも、モーツァルトを作曲に没頭させる一因だったようです。1782年7月12日、ブルク劇場で初演された「後宮からの誘拐」は大成功を収め、それで得た収入でコンスタンツェとの結婚式を挙げることもできましたが、「後宮からの誘拐」を作曲したウェーバー家の住居は、自ら選択した新しい人生の第一歩を踏み出した場所なのです。モーツァルトの遺体が運ばれた場所 モーツァルト最期の家跡
1784年9月〜1787年4月に住んだ住居は、今風にいえば最高級マンションで、傑作オペラ「フィガロの結婚」を作曲するなど、売れっ子作曲家として名声も収入も絶頂期のモーツァルトを物語る場所です。以前は「フィガロハウス」と呼ばれていましたが、現在は生誕250年の2006年に大改装されて「モーツァルトハウス」という記念館になっています。
その後モーツァルトは減り続ける収入に応じて何度か住居を変えますが、最後にはまたシュテファン大聖堂の近くに戻りました。1791年12月5日にモーツァルトが息を引き取った住居は、狭い路地の目立たない場所にあり、遺体はすぐにシュテファン大聖堂に運ばれました。
「ドイツ騎士団の家」、「ウェーバー家の住居」、コンスタンツェと最も幸福で華やいだ日々を送った「モーツァルトハウス」、モーツァルト最期の家、これらモーツァルトがその転機となった時期に住んだ住居は、すべてシュテファン大聖堂を取り巻くように、歩いて5分以内の範囲に点在しています。これは偶然だったのでしょうか?いや、シュテファン大聖堂は、モーツァルトにとってとても重要な存在、シンボル的な存在だったのでしょう。

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