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ライブ 旅のコラム

ライブデスク・プランニングマネージャー山本直幸が旅のコラムをお届けします。

サインをした人、しなかった人・・・

グリーヒェンバイスルのサインの間 ウィーン最古のレストランとして知られる「グリーヒェンバイスル」には、過去に多くの著名人が食事に訪れた際、壁にサインをしたといわれる特別な部屋が残されています。サインをした人は、作曲家モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、ヨハン・シュトラウス、作家マーク・トウェイン、画家エゴン・シーレ、オペラ歌手ルチアーノ・パヴァロッティ等々。
ほとんどの人が店主の求めに応じてサインをしたようですが、中にはサインをしなかった人もいるようです。ある日、有名な指揮者で、「ウェスト・サイド物語」などの人気ミュージカルの作曲者でもあるレナード・バーンスタインが訪れたとき、店主がサインを求めました。するとバーンスタインは、「私はモーツァルトと肩を並べられるような人物ではない」と言って断ったそうです。
音楽史に名を残すような大人物ながら謙虚なバーンスタインには、他にも幾つか語り継がれているエピソードがあります。その一つを紹介しますと・・・指揮者としてバーンスタインの良きライバルであった巨匠カラヤンは、世界中のオーケストラ、歌劇場の頂点に立つベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座などに君臨し、音楽界の「帝王」と呼ばれていました。ある日、カラヤンがバーンスタインに出会ったとき、「昨夜、夢の中で神様が現れ、お前は間違いなく音楽界の帝王である、と言った・・・」と自慢気に語ったとのこと。するとバーンスタインは一言、「私はそのようなことを言った覚えはない・・・」と応じたそうです。 この二人、生前は共に、聴衆を魅了し続けた大指揮者ですが、完璧な音楽づくりで絶えず驚きを感じさせていたカラヤンと、どこか人間味のある温かさを感じさせていたバーンスタインの違いを端的に伝えるような話ではないでしょうか。
落書きが消される前の壁 話を元に戻して、この壁には、モーツァルト(中央よりやや下)の他に、パヴァロッティ(左下)のサインがあることにも気づきます。3大テノールの一人としてオペラ界で絶大な人気を誇っていたパヴァロッティが、現代のスーパー・スターとしてモーツァルトと肩を並べられる人物だったのかどうかは別にして、店の主人に頼まれて喜んでサインをしたそうです。
実際にパヴァロッティがサインをしているところは、証拠写真が飾られているので分かりますが、さすがにモーツァルトが実際にサインをしているところを見た人はいませんし、証拠写真もありません。しかし何百年もの歴史のあるレストランだからこそ、様々な言い伝えが残るもので、このようなサインのある部屋で食事をすることも、間違いなく旅の思い出になるでしょう。

数年前に落書きが消されたのですが、また落書きが目立つようになったのは残念です。

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