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ロイヤルロード銀座

ライブ 旅のコラム

ライブデスク・プランニングマネージャー山本直幸が旅のコラムをお届けします。

「地獄へ」という名の居酒屋

地獄へ 初めてのドイツ旅行で訪れる人が最も多いのは、ロマンチック街道ではないでしょうか。この街道は、元来、アウグスブルク以南が古代ローマ時代に敷かれた軍道として、また以北は中世に栄えた都市を結ぶ交易道として栄えていました。
全長366kmの街道のハイライトとして、また実際に中世において歴史的にも大きな役割を果たしたのがローテンブルクです。ローテンブルクというと、のどかな田園風景の真ん中にある城壁に囲まれた小さな街の姿が印象的です。残念ながらこの街は、第二次世界大戦中に一部破壊されてしまいましたが、戦後まもなく、元の美しい姿を再現しようと、世界中から寄付金が寄せられ修復されました。
旅行者を惹きつける美しさの象徴でもある城壁は、1172年、皇帝フリードリヒ1世により都市に昇格した際、約1.5kmの市囲壁が築かれました。1274年には皇帝ルドルフにより帝国自由都市に昇格し、その後、街の発展と人口の増加にともなって約2.4kmに拡張され、そして16世紀に現在も見られるような約3.4kmの市囲壁が完成しています。
さて、城壁の中へ入ってみましょう。メインストリートには、街を支配していた裕福な商人たちが住んでいた立派な館が建ち並んでいます。それとは対照的に壁に沿った小道には、貧しい人たちが住んでいたと思わせるような小さな家が残されています。「地獄へ」という変わった名前の中世風居酒屋(写真)も、最初に築かれた城壁沿いの小道にあります。この通り、昔は陽が当たらあたらなかったこともあり「地獄通り」という異名をとっていました。それでその地獄通りの入口に建っているので「地獄へ」と名付けられたそうです。居酒屋の中はとても狭くて暗く、昔、実際に使われていたという年季の入った机や椅子などがあって、何となく中世風の雰囲気を醸し出していますが、同時に地獄風の雰囲気も・・・。どうも中だけ覗きにくる人がいるようで、店の入り口には、「この建物は博物館ではありません」という貼り紙が目につきます。
ちなみに博物館なら、丁度向かい側に、中世の拷問器具を展示した博物館があり、訪れてみるのも面白いかもしれません。
ところでこの居酒屋で飲めるお酒は、ワインだけです。お勧めは何と言ってもこの地方自慢のフランケン・ワイン。ボックスボイテル(中世は薬用の瓶として使われていた)という、丸くて薄い瓶に入っているのが特徴で、辛口なので、ドイツ・ワインの中では日本人の口に最もよく合うかもしれません。
今年60周年を迎えるロマンチック街道、その代名詞的な中世の面影を残す街ローテンブルクを訪ねたら、中世の雰囲気を味わえる居酒屋「地獄へ」のような場所で試飲してみてはいかがでしょう。

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