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ライブ 旅のコラム

ライブデスク・プランニングマネージャー山本直幸が旅のコラムをお届けします。

モデルは最愛の人

真珠の首飾りの女 寡作の画家フェルメールは、近年、印象派の画家たちに人気のある日本でも、大いに注目されるようになりました。現存する作品はわずか30数点で、1枚の絵を見るため、はるばる海外まで足を運ぶファンもいるくらいです。

フェルメールは、室内に窓から差し込む光を初めて意識的に取り入れた画家です。今では当たり前のことですが、当時の室内を描いた絵には、光と影は描かれていませんでした。

光を意識した作風が後に印象派の画家たちに大きな影響を与えたことは、フェルメールの作品に見られる鮮やかな色彩からも伺うことができます。

フェルメールの代表作の中には、例えば「真珠の首飾りの女」(写真)、「天秤を持つ女」、「窓辺で手紙を読む女」「牛乳を注ぐ女」、「青衣の女」など、室内で一人何かに没頭している女性の姿が描かれているものがあります。

その姿は、見る者を容易に近づけないような、しかし絵の中に引き込むような、何か不思議な魅力を持っています。光を効果的に使い、光陰を見事に表現することによって作り出される静寂の空間の中で、主題である女性の姿が浮かび上がっていますが、その女性をよく見てみると、顔立ちは違っているのですが、まるで妊婦のように、すべてお腹のあたりが大きくなっていることに気づきます。

実はフェルメールの妻、カタリーナは15人もの子供を授かりました。つまりフェルメールが43歳で亡くなるまでの結婚生活22年間、お腹の大きいことが多かったのです。

フェルメールが意識的にお腹の大きな女性を描いたかどうかは分かりませんが、当時は妊娠中の女性が描かれることは稀でした。レンブラントやルーベンスのように最愛の人である妻の肖像画は描きませんでしたが、恐らくフェルメールが描いた作品には妻の姿が投影されていたのでしょう。

ちなみにフェルメールは、決して売れない画家ではありませんでしたが、11人の子供(4人は死亡)の養育のために経済的にかなり困窮していたようです。フェルメールの死後、カタリーナは夫が遺した借金まで背負ってしまい、破産宣告を余儀なくされてしまいました。

ヨーロッパを旅する楽しみの一つに美術館めぐりがあります。著名な美術館が所蔵する絵画の数は、日本のそれとは比較にならないほど多く、絵の好きな方なら一つの美術館に数日は費やすだけの魅力はあります。フェルメールの作品は、ルーブル美術館でさえ1枚しか所蔵していないほどでの希少価値がありますので、機会があれば是非、美術館で直接対面してみてください。

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