地域

お住まい|

お住まいの都道府県をお選びください。お住まいの地域に応じた情報でホームページをより便利にご利用いただけます!

閉じる

北海道版
東北版
関東版
中部版
北陸版
関西版
中国・四国版
九州・沖縄版

国内旅行・海外旅行の予約はJTB

店舗検索

ホーム

ロイヤルロード銀座

ライブ 旅のコラム

ライブデスク・プランニングマネージャー山本直幸が旅のコラムをお届けします。

火付け役になった仕掛け時計

新市庁舎  日本でも一時期、建物に仕掛け時計が組み込まれ、それが話題を呼んで多くの人が集まる新名所となったこともありました。そのモデル的な存在だったのが、ヨーロッパでは歴史が浅く、規模も4番目になりますが、写真の仕掛け時計だといわれています。
 1908年に完成したミュンヘン新市庁舎前のマリーエン広場は、今でもミュンヘンを訪れる人たちの人気スポットとして、時間になるとどこからやってくるのか、あっという間に人が集まり、黒山の人だかりになります。
 仕掛け時計のことは、ドイツ語で「グロッケンシュピール」(鐘演奏)といい、鐘がメローディーを奏で、それに合わせてからくり人形が動くというのが一般的です。ミュンヘンの仕掛け時計は、新市庁舎の塔に10kgから1300kgまでの43個の鐘が組み込まれていて、総重量が約7トンという大がかりなものです。3オクターヴ半の音域をち、日本人にも馴染みのある「ローレライ」や「野ばら」など数曲が、毎月入れ替わりで演奏されています。
仕掛け時計 さて、鐘の演奏もさることながら人々を惹きつけているのは、やはり銅細工で美しく絵付けされた32体の人形でしょう。ほぼ等身大だといわれている人形の背丈は1.4mで、重さが75kgあり、二段に取り付けられています。そこでミュンヘンの歴史の一こまが演じられます。上段では、1568年にマリーエン広場で、バイエルン公爵ヴィルヘルム5世と公爵令嬢レナーテ・フォン・ロートリンゲンの婚姻を記念して行われた馬上試合の様子が披露されます。夫妻の前に左右から馬にまたがった騎士が姿を見せ、2巡目でバイエルンの騎士が見事に槍を突いて相手を落馬させます。
 下段では、1515年〜17年、この地方を襲ったペストを恐れて外出しようとしなくなった人たちを励ますために、ペストが去ったことを神に感謝しながら樽職人たちが陽気に踊り回ったというエピソードが紹介されます。
 ここまでは集まる人の視線は一点に注がれているのですが、樽職人の踊りが終わってしまうと、大半の人が立ち去ってしまいます。実はこの仕掛けは、最後に公爵夫妻の上に陣取っている黄金の鶏が、3度鳴いて終わりになるのです。ドイツの鶏が日本で聞き慣れた声とは違って、どのように鳴くのかを聞かずして帰るのは、何とも勿体ない気がします。
 余談ですが、マリーエン広場から歩いて5分くらいところにあるミヒャエル教会の地下には、バイエルンの支配者だったヴィッテルスバッハ家の霊廟があります。有名なノイシュヴァンシュタイン城を建てさせたルートヴィヒ2世の大きな棺とは対照的に、その横には仕掛け時計のモデルとなった公爵夫妻の小さな棺が置かれています。人形の背丈がほぼ等身大で1.4mと書きましたが、この棺を見ると当時の人が小柄だったことがよく分かります。時間があれば是非、ミヒャエル教会へも足を運んでみてはいかがでしょう。

※ライブデスクは、ミュンヘンを訪れるコースを企画しています。

ページトップへ戻る

ページトップへ

国内旅行・海外旅行の予約はJTB