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ライブ 旅のコラム

ライブデスク・プランニングマネージャー山本直幸が旅のコラムをお届けします。

幸福を運ぶ鳥

コウノトリ  オーストリアで8番目のユネスコ世界遺産として登録されたノイジードラー湖は、ウィーンから南東約60キロに位置し、オーストリアとハンガリーの国境線を形成する中欧で唯一のステップ湖です。南北に約36km、東西に7〜15km、水深は平均1.5mで、湖水は僅かに塩分を含んでいる上、周辺が約130haという広大な葦原で覆われているため、海のような印象を受けます。海のない内陸の国、オーストリアの首都ウィーンの人には、「ウィーンの海」とも呼ばれ親しまれています。
 実はこの湖、130年前に一度完全に干上がって消滅してしまったことがあります。 20世紀になって奇跡の復活を遂げ、数多くの動植物が棲息できる環境も戻りました。特に鳥類は、現在では280種以上が棲息し、独自の生態系を維持しています。
 湖畔の街ルストは、日本ではほとんど見られなくなったコウノトリの繁殖地として知られています。毎年、春の訪れとともに、コウノトリが遠く北アフリカから繁殖のためにやってきます。
 中世からの言い伝えによると、コウノトリは幸福をもたらすとされ、巣のある家は、落雷や火災から守られ、ヒナの数だけ子が授かるとのことです。 ルストには、1910年からコウノトリが飛来し始めたそうです。それ以来、人々は屋根や煙突の上に巣作りの台を設け、幸福をもたらす大切なお客様を招く準備をしています。勿論街ぐるみで、コウノトリのよい餌場となる湖周辺の環境保全に力を注いでいることは言うまでもありません。
 ルストは、オーストリア最小の都市で、16〜18世紀のルネサンス・バロック期の古い民家が残り、街全体が文化財保護の指定を受けています。コウノトリとその巣は、完全に保存された美しい街並の一部として、また人と鳥との共生の象徴として、訪れる者の目を楽しませてくれます。
 ヨーロッパ旅行の魅力の一つは、歴史・文化を訪ねることで、ルストはその目的だけでも十分に訪れる価値のある街ですが、オーストリアのような自然環境に恵まれた国では、人と自然が見事に共生する様子に接することも旅の楽しみを増す要素になるのではないでしょうか。ちなみにルストはオーストリア有数のワインの産地でもありますので、訪れた際には忘れずにワインの味もお楽しみください。またすぐ近くにあるハイドンの街アイゼンシュタットも訪れることをお勧めします。

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