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ライブ 旅のコラム

ライブデスク・プランニングマネージャー山本直幸が旅のコラムをお届けします。

ハプスブルク家の遺伝

マクシミリアン家族の肖像画  ヨーロッパを制覇したハプスブルク家に関しては、様々な逸話が残されています。ここで一つ、ハプスブルク家の遺伝についての話をご紹介しましょう。

この写真は、宮廷画家シュトリーゲルが描いた神聖ローマ帝国皇帝マクシミリアン1世の家族の肖像画です。マクシミリアン(写真左)は、「戦わずして領土を拡大する」という父フリードリヒ3世が始めた結婚政策を引き継ぎ、息子フィリップ(写真右)とスペイン王女との婚姻を成功させ、ついに孫のカール(写真中央)をスペインの統治者にしてしまいました。神聖ローマ帝国の皇帝でもあったカール(5世)は、当時新大陸の発見で領土を拡大していたスペインも手中に収め、いわゆる「陽の没することのない大帝国」を築きました。

さて、注目していただきたいのは、この絵に描かれているマクシミリアンとカールの顔です。ハプスブルク家の遺伝といわれている特徴的な鼻と顎がとてもよく描き出されています。マクシミリアンが実に見事な鷲鼻の持ち主、カールが異常に突出した下顎の持ち主であったことが伺われます。 王侯貴族の肖像画を描いた画家たちは、依頼主の容姿次第では相当気を遣ったようです。特にカールのような絶対的な権力者は、ありのままの姿で描くことはできなかったのでしょう。つまり醜いところをそのまま醜く描くことができなかったということです。事実、カールの肖像画を多く手がけたティティアンのような大画家でさえ、意図的に下顎を隠すために立派な髭をたくわえた姿で描いています。 レーオポルト1世

カール5世 カールの顎は、上と下が全く噛み合わず、食べ物はほとんど丸呑み状態だったとのことで、糖尿病を患って亡くなったという話も頷けます。

カールがカルロス1世として初めてスペインに赴いたとき、出迎えたスペインの人たちは、あまりにも突出した顎を見て驚き、「顎のお化け」と叫んだそうです。カールの下僕が思わず、「王様、こっちのハエは汚いですから口を閉じてくださいませ・・・」と漏らしたとか。

世界中の美術館では、ハプスブルク家の人たちの肖像画や胸像を見ることができますが、是非、「顎」に注目して鑑賞してみてください。美術館で歴史上の人物と対面することも、間違いなく旅の楽しみになるでしょう。ちなみにウィーン美術史美術館では、この絵の他にマクシミリアン1世、カール5世、ルドルフ2世、フィリペ4世、カルロス2世、ヨーゼフ2世、レオポールト2世などの肖像画やレーオポルト1世などの胸像が見られます。

※ライブデスクは、ハプスブルク家の人たちの肖像画や胸像が見られるウィーン美術史美術館やベルリン・ゲメルデギャラリー美術館を訪れるコースを多数企画しています。

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