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台湾の十分でランタンを空へ飛ばしてみよう

JTB台湾
山崎 真代

紙でできたランタン(天燈)は、けっこう大きいです。火をつけて、大空へ!

紙でできたランタン(天燈)に、墨と筆で願いごとを書き、火をつけて気球のように空高く飛ばす。こんな風流で、ちょっとロマンティックな伝統行事「天燈上げ」を、台北郊外の静かな山里、十分で楽しんでみませんか。もともとは台湾の旧暦の「元宵節」、つまり1年で最初の満月の夜のお祝い「平溪天燈節」の行事が由来ですが、今では1年を通じて、雨さえ降らなければ、平日でも楽しむことができます。

火をともしたランタンは、ただ眺めているだけでも幻想的ですが、自分で筆に墨をつけてランタンに願い事を書き、さらに自分の手でそのランタンを空高く飛ばすので、気持ちがしっかり込められて、想像以上に、感無量なひとときが味わえます。

大空へのぼっていくランタンを見送っていると、なんだか願い事もきっと叶うような、不思議な充足感。小さくなっていく姿を、いつまでも見送ってしまいます。

十分へは台北から電車で1時間半

どこか懐かしい、のんびりしたローカル電車沿線の街、十分。

台北から十分駅までのアクセスは電車が便利です。まず瑞芳駅まで約50分、ここで黄色いローカル線の平渓線に乗り換え、約25分で十分駅に到着します。ちなみに瑞芳駅からは、人気観光地の九份までのバスも出ているので、両方を組み合わせて出かけるのもお勧めです。

線路ぎりぎりまで商店が並ぶ、のんびりとした十分駅前の道沿いには、観光客にランタン飛ばしを体験させてくれるお店がたくさん並んでいます。どのお店も、値段やサービスはほとんど変わらないようで、ランタンの値段は、1個100~200元(350~700円)ほどとリーズナブル。

大きさは大人がすっぽりかぶっても余裕があるぐらいで、ランタンというより、四角い小型気球?けっこう大きいです。四面すべてに、墨をつけた毛筆で、願い事を書いていきます。もちろん日本語で大丈夫。ランタンは油をしみこませた紙で出来ていて、願い事の内容によって、色が分類されています。風水の国ならではのこだわりを感じますね。

例えば赤いランタンは、「健康・安全運」を祈るために飛ばすそうです。同じように、黄色いランタンは「金銭運」、青は「仕事運」、紫は「学問運・合格祈願」、ピンクは「恋愛、結婚運」など。迷ってしまう人は、いっそ景気よく、全色飛ばしてしまえば、台湾旅行から帰った後は、運気が大幅アップする!?かもしれません。

最後に、お店の人がランタンに火をつけたら、建物にぶつからないようにローカル線の線路の上に立ち、いよいよ離陸準備完了。いざ、大空へ!空高く舞い上がっていくランタンを見ていると、願いごとが天まで届き、きっと神さまが聞き入れてくれるような、そんな不思議な気持ちになっていきます。線路に入ってOKというのも、忙しい都会ではありえないことですが、そこがまた、静かな山里らしくて、旅情を誘うところでもあります。素朴な街の雰囲気そのままに、お店の人もとても親切。色々と手伝ってくれて、ランタンを飛ばすときには、写真もとってくれます。もちろん自分で持って行ったカメラで撮ってくれるので、本当に良心的です。

年に1度の「天燈節」は2月上旬
なお十分で毎年、行われる「平溪天燈節」の本番は、日本のカレンダーでは2月前半になることが多いようです。

スケジュールは、このエリアを管轄する新北市の文化局が年末までに発表していて、天燈上げは期間中、3日ほど実施されます。当日は早い者勝ちで配布される整理券をもらったり、大混雑のバスや電車に乗ったりと、それなりの覚悟が必要ですが、日が暮れて暗くなってから、100個ものランタンが飛ばされ、夜空に輝きながら上っていく様子は、とても幻想的。この時期、ちょうど台湾を訪れる機会がある方は、足を伸ばしてみてください。

新北市政府文化局ウェブサイト
http://jpweb.culture.ntpc.gov.tw/

ノスタルジックな街並みで映画ロケ地にも

白滝が美しい十分瀑布

十分のもう一つの人気スポットが、台湾最大の滝であり、「台湾のナイアガラ」と呼ばれる十分瀑布です。十分駅から、徒歩で20~30分ほど。高低差はそこまで大きくはありませんが、横へ半円状に広がった、いわゆる「カーテン型」の滝の景観は、確かにカナダのナイアガラ瀑布を連想させます。水流に逆らうように形成された断層が、基隆河の流れとぶつかり、飛び散る水しぶきが太陽の光を受けて、虹色に輝きます。

十分の街は、20世紀初頭、炭鉱の町として開けたところで、平渓線の線路沿いに残るノスタルジックな民家や商店の建物も、当時の面影を残しています。

炭鉱の時代の終焉と共に、一度は姿を消したローカル鉄道ですが、十分瀑布をはじめとする周辺の大自然と、古き良き時代を思わせるレトロな街並みの魅力が再び注目されるようになり、1992年に再び平渓線が運行を開始しました。十分駅から滝へと向かう途中には、十分里と南山里をつなぐ全長128mの吊り橋もあり、さわやかな森の空気が気持ちよいウォーキングルートとなっています。

十分周辺は、台湾では、テレビのコマーシャルや映画のロケ地としても、しばしば使われています。2013年に日本でも公開された台湾の恋愛映画「あの頃、君を追いかけた」(「那些年、我們一起追的女孩」)にも、十分周辺が、様々なシーンで登場しています。台北の喧騒から少し離れてリフレッシュしたくなったら、素朴な山里の街にぶらりと出かけて、一日、ゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いたレポーター

山崎 真代

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