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タージ・マハル廟 世界で最も美しい建築物を見る

JTB India Pvt. Ltd.
八田舞(Ms.Hatta Mai)

その佇まいが人を引きつけてやまないタージマハル

愛する妻の死を嘆き悲しんで建てられたタージ・マハル廟。

そのあまりにも美しい佇まいは、王の王妃への深い愛というエピソードとも重なって世界中からファンをひきつけています。実際に見た人は誰もが思わず圧倒されてしまう威容と細部にまで施された繊細な装飾、何もかもが完璧な美しさです。

ムガール帝国絶頂期の王による建設

皇帝アクバルが1573年に完成させたアーグラ―城。

ムガール帝国は16世紀前半から19世紀半ばまで、300年以上続いたイスラム国家で、イスラム教を国教としながらも、インド国内のその他の宗教との融和も図り国力の上でも文化の上でも、広く繁栄した豊かな国家でした。

帝 国の王の中でも特に知られているのが、第3代皇帝アクバル。帝国繁栄の基礎を築きました。そして第5代皇帝のシャージャハーン、彼がタージ・マハル廟を建 造します。さらにその息子第6代皇帝のアウラングゼーブ。アウラングゼーブの時代に帝国はインド南部にまで進軍し、帝国史上最大の領土となります。

さて、第5代皇帝シャージャハーンです。1628年に皇帝となったシャージャハーンの時代には帝国は勢いに乗り、繁栄を謳歌していました。シャージャハーンは妻のムムターズ・マハルを非常に大切にして、他の王はハーレムを作るなど何人もの妻をめとっていましたが、シャージャハーンの妻はムムターズ・マハルのみ。遠征などにも同行させムムターズ・マハルとの間に14人もの子どもをもうけます。しかしその最愛の妻が1631年に死亡。シャージャハーンは打ちひしがれてしまいます。

長い間喪に服した彼は、妻のために美しい廟を建てることを決意します。1632年にタージ・マハル廟の建設に着手し、2万人もの職人が建設に携わり、完成したのは1653年頃でした(1647~1653年頃、と諸説あります)。

しかし、シャージャハーンは国の財力も国力も廟に注ぎすぎました。完成する頃には各地で反乱が起きるようになり、さらには後継者を巡って4人の息子たちのいさかいが絶えなくなります。三男のアウラングゼーブは、シャージャハーンが後継と決めていた長男を戦いの末に殺害し、自らを皇帝としてシャージャハーンに廃位を迫り、アグラ城に幽閉します。シャージャハーンはアグラ城からタージ・マハルを望みつつ、1666年亡くなります。

すべては極限の美のために

そもそもイスラム教の考え方からすると、廟にミナレットは必要ありません(ミナレットはモスクが、周囲の住民に礼拝の呼びかけをするための塔)。また合計5つのドームも構造上不可欠のものではありません。すべてが「最も美しく壮麗であるため」の装飾で、それを極限まで表現したのがタージ・マハル廟といえます。

ミナレットといえば、一説によると4本のミナレットは微妙に外側に傾いていて、地震の際に尖塔が廟へ倒れないよう設計されているのだとか。何が起こっても決して廟を破壊させないというシャージャハーンの執念を感じる・・・というと言いすぎでしょうか。

極限まで追求した美しさは、細部にも宿ります。建物の内外に施された象嵌細工の花模様や唐草模様、幾何学模様やカリグラフィー(装飾文字)は、決して建物全体の壮麗さをけばけばしく強調するものではなく、あくまで白を基調に控えめです。しかしその技術の高さや芸術性は、全体としてやはり見る者を感嘆させ、うならせてしまう強烈な力を持っているのです。

またタージ・マハルの美しさを際立たせるのが白大理石ですが、これはインド西部のジャイプールで切り出されたもの。ここの白大理石は他の産地のものと異なり、汚れが付きにくいことで知られています。廟の白さも決して磨き上げた末に保たれているのではなく、白く輝き続ける石の特性によるところが大きいのです。

ところが近年、この白い壁面が次第に劣化、変色してきて、大きな問題となっています。その原因はいくつも考えられています。隣町の工場地帯から出る窒素酸化物、増え続ける車の排気ガス、そして酸性雨…。

インド政府としても近隣の工場の操業停止を命じるなど対策をとっていますが、根本的な解決にはなっていません。

この白亜の宮殿を守るために、現在は1日にのべ100人もの作業員が清掃修復作業に当たっています。作業は建築当時と変わらない方法で、丈夫な糸を竹に張った「糸のこぎり」を使って大理石を傷つけないように削っていくというもの。気の遠くなるような作業の積み重ねに、インドの人々のタージ・マハルへの深い愛情を感じることができます。

タージ・マハルへ行くには

タージ・マハルのあるアグラはデリーの南約200kmにあり、ここへ訪れるには通常はデリーから出発します。

デリーからアグラは、電車で行く方法と高速道路を使って車で行く方法があります。電車で行く場合には、シャタブディ特急(Shatabdi Express)でデリーから最寄り駅の「アグラ」まで約2時間で到着。、駅からはオートリキシャーかタクシーかを使ってタージ・マハル廟まで行きます。

一方、2012年にデリーとアグラを結ぶ高速道路「ヤムナ・エクスプレスウェイ」が開通し、車で訪れるのがいっそう手軽になりました。バスで3時間程度でタージ・マハルに到着します。

デリーからはいくつものバスやツアーが出ています。個人で行くことに不安のある方や、電車に慣れていない方などは、デリー発のツアーを利用するといいでしょう。ガイド付きのツアーですと、さまざまなエピソードや歴史、周辺の見どころなど多彩な解説でタージ・マハルでの感動がいっそう深まるかもしれません。

 

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