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世界でオーストラリアだけの不思議な生き物、カモノハシ

JTBオーストラリア
アンダーソン美都穂

梅雨が明けたら、いよいよ夏休み。子供を持つご家庭のみなさま、夏の旅行の計画、そして自由研究ネタは決まりましたか?オーストラリアなら、世にも不思議な生き物がたくさん。宿題もレジャーも一石二鳥です。なかでも希少性はダントツの原始哺乳類、カモノハシを紹介します。ぜひオーストラリアへ観に来てください。

鳥類、爬虫類、哺乳類が合体した生き物、カモノハシ

カモノハシ、英名プラタプス(platypus)の名前は、誰もが生物の時間などに一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

カモのようなくちばし、分厚い茶褐色の毛皮、ビーバーのような平たい尻尾に、水かきのある4本の足。見た目は、まるでモグラとアヒルを合体させたようですが、実際に、鳥類、哺乳類、そして爬虫類の特徴を合わせ持つ、地球上でもオーストラリアにしか生息していないめずらしい動物です。恐竜がいた時代に、すでに地球上に生息していたという説もあり、化石も見つかっている原始哺乳類。「生きた化石」とも呼ばれます。

これだけめずらしい生き物なのですから、わざわざオーストラリアまで行かなくても、日本国内の大きな動物園で飼育されていそうなものですが、このカモノハシ、オーストラリア政府に大事に保護されている上、長距離の移動にとても弱いため、海外の動物園まで運ぶのはとても難しいのが実情のようです。

ビーバーにカモのくちばしを縫い付けた模造品!?

カモノハシの存在が世界中に知られるようになったのは、18世紀末、英国人がオーストラリア大陸にやってきてからです。とはいえ、当時、カモノハシの標本や、その姿を描いたスケッチを目にした学者たちは、「ビーバーのような動物の体に、カモのくちばしを縫い付けた模造品」だと疑い、実在する生き物とは、なかなか信じられなかったとか。

普段はアップの写真などで見る機会が多いためか、オーストラリアに来て、実際にカモノハシを見ると「え、こんなに小さいの」と驚くかもしれません。身体の大きさは、オスで最大60cm、メスで最大55cmほど。体重はオスで1~3kg、メスで0.7~1.8kg。動物園では、水槽の中を敏捷に泳ぎまわっています。

なんと毒もあります!オスのカモノハシの後ろあしには、長さ15mmほどの小さい蹴爪が生えていて、ここから毒を出します。人間が死に至ることはないですが、かなり痛いそう。犬などの動物は撃退する強力なパワーがあります。

赤ちゃんが卵から生まれるのも、カモノハシがめずらしい理由の一つ。卵を産む哺乳類は、カモノハシの他には、同じくオーストラリアに生息するハリモグラぐらいだそうです。卵を産むところと、肛門が同じなので、単孔類と呼ばれますが、これは本来、鳥や爬虫類の特徴。メスの身体に乳首はなく、お乳は腹部にある乳腺から、汗のように分泌されます。

「実は巨大な肉食獣だった」説も浮上

まだ謎の多い生き物、カモノハシですが、オーストリアでは数年前、体長が1メートルほどの巨大なカモノハシの仲間の化石が発見されたそうです。しかも、この化石には、発達した歯がありましたが、現在のカモノハシに歯はありません。化石を発見した研究チームによると、時代は推定1500万〜500万年前。当時の巨大カモノハシは、今のカモノハシより大きな生き物を捕まえて食べる、どう猛な肉食だったのかもしれないという仮説も浮上しています。

オーストラリアの東海岸沿いから、南オーストラリア州の一部エリアには、今も野生のカモノハシが生息しています。ユーカリなどの硬葉樹林や植物が生い茂る場所を流れる川や湖沼などを好み、水辺に横穴を掘って巣穴とし、エサは水に潜って淡水のエビや小さな甲殻類、水棲昆虫などを食べます。

水辺の土手に、木々がしっかり根を張っていれば、入り組んだ木の根っこが、カモノハシの巣穴作りにも役立ちます。専門家によると、水辺の樹木の量と、そのエリアに棲むカモノハシの数には明確な相関関係があるのだそうで、落ち葉や枝などがたくさん浮いていて、水深は5m未満がベストな環境。深すぎると、カモノハシには、エサがとりにくいのだそうです。

動物園や国立公園へ、カモノハシを探しに行こう

ダイナミックな自然に魅了されるグレート・オーシャン・ロードは、一度はドライブしてみたいところ。

もし郊外を散歩していて、そんな水辺を見かけたら、しばらくじっと水面を眺めてみてください。波紋が時々出てくるなら、カモノハシが水中にいるかもしれません。カモノハシは最大15分近く潜水し続けることができるのですが、必ず空気を吸いに浮上します。夜行性なので、早朝や夕方の方が、遭遇率は高くなります。

野生のカモノハシを見るのにおすすめの場所は、首都キャンベラ近郊のティドビンビラ自然保護区(Tidbinbilla Nature Reserve)、ビクトリア州グレート・オーシャン・ロード沿いに広がるグレート・オトウェイ国立公園(Great Otway National Park)内のエリザベス湖(Lake Elizabeth)、タスマニア州のクレイドル・マウンテン-セント・クレア湖国立公園(Cradle Mountain-Lake St Clair National Park)など。

とはいえ、野生のカモノハシを探す時間はないという方も多いでしょう。そんなときは、シドニーのタロンガ動物園や、オーストラリア随一の歴史を持つメルボルン動物園へどうぞ。カモノハシの他、オーストラリア固有種のめずらしい動物たちがたくさんいて、その生態に関する解説なども詳しく、分かりやすいです。

カモノハシに代表される、オーストラリアの不思議な動物たちは、地球の歴史の生き証人。夏休みは、家族でオーストラリアの動物たちに出会いに来ませんか。シドニーのタロンガ動物園なら、公共交通機関を使って、楽々アクセスできます。観光の中心ポイント、サーキュラーキーからフェリーで約12分で到着します。

タロンガ動物園 Taronga Zoo公式サイト(英語)
Bradleys Head Road, Mosman NSW 2088

野生の動物たちが生息する森の中へ、足を伸ばしてみたい!という方は、メルボルン近郊にあるグレート・オーシャン・ロードのドライブがおすすめです。レンタカーを借りて、途中、カモノハシもいるグレート・オトウェイ国立公園のエリザベス湖を散策してはいかがでしょう。他にも野生のコアラや美しい野鳥などがたくさん棲む緑豊かなエリアを満喫してください。

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アンダーソン美都穂

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