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旅のチカラ

夏生さえりさんインタビュー1

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学生時代にしか経験できない旅がある

妄想から生み出される甘酸っぱいシチュエーションがキュンキュンしまくりのユニークな恋愛系「妄想ツイート」が話題になり、ツイッターで合計17万人以上のフォロワーがいるライターの夏生さえりさん。「何気ない日常をちょっとハッピーにする」文章を、さまざまな媒体で発表し、20〜30代の女性を中心に大きな支持を集めている、今注目のひとです。 そんなさえりさんが旅を始めたのは大学生の頃。これまでどんな旅をしてきたのでしょう?たっぷりとお話を伺いました。

大学1年生で初めての旅行に。その後旅の楽しさにはまっていろいろな旅にチャレンジ

− さえりさんが自分で企画して旅をするということを始めたのは、大学生の時?

初めての学生旅行は、大学1年生の時。仲良しの女友だちとオランダとベルギーのツアー旅行に参加したのが初めての学生旅行です。特別な理由はなかったんですけど、何となくオランダに行ってみたくて、提案したら友だちがいいねと言ってくれました。

− 初めての学生旅行はいかがでしたか?

ヨーロッパの美しい街並みを堪能しました。旅行に行く前は、オランダもベルギーも似たような国だろうと思っていたんです。でも、行ってみたら随分違いました。実際に旅してみないと分からないことはたくさんあるんだなと思いました。

− どんな発見があったんでしょう?

例えば、オランダとベルギーは共に古くからのキリスト教文化が顕著にみられる国ですが、同じキリスト教でも、宗教的なバックボーンが違うんです。オランダはプロテスタント教徒、ベルギーはカトリック教徒が多くの割合を占めます。ベルギーは建造物も豪華絢爛で、食事も凝った美味しいものが多かったという印象を受けました。対してオランダは全体的に素朴な印象でしたが、これはプロテスタントがカトリックよりも清貧を重んじる傾向がある教派だからでしょう。
最初はオランダに興味があったんですが、食いしん坊な私はすっかりベルギーのほうがお気に入りに(笑)。

− その後はどんな海外旅行をされましたか?

大学2年生の時、母と姉と一緒にドイツへ行きました。主要都市を見て回って、楽しかったですね。

他には、ボストンに住んでいた友だちの所へ遊びに行った旅。ボストンとニューヨークを見て回りました。ボストンでは、友だちが暮らしているシェアハウスに滞在しました。初めて一人で飛行機に乗ったり、、友だちのシェアハウスに住む現地の方と会話してみたり、ドキドキすることの多い旅でした。

− 国内旅行はどんな所へ行きましたか?

大学2年生頃、SNSを通じて知り合った地方在住の友人たちに誘われて、大阪へ行きました。友人の家を泊まり歩いたり、初対面の人と雑魚寝したり、おいしいラーメン屋さんに連れていってもらったり、心斎橋のグリコの看板を見に行ったり。
今では絶対にやらないような、まさに学生ならではといった不思議で面白い出会いがたくさんありましたね。

今でも毎年行きたいくらいに大好きな旅先である沖縄に初めて旅したのも大学時代です。
大学時代は、宿の近所をうろうろしておいしいものを食べるなど、のんびりと過ごしましたが、社会人になってからは、カヤックやパラセーリングを楽しんだり、海岸沿いをレンタカーでドライブしたりして楽しんだりと、アクティブな楽しみ方もするようになりました。
同じ旅先を複数回訪れると、始めは一番有名な観光地を楽しんで、次は違った場所に行こう、もっと違った楽しみ方を工夫してみよう、逆に今回はあまり予定を入れずゆっくり過ごしてみよう、などと旅をアレンジできるようになるのも楽しいですね。

人との出会いや交流を楽しんだ学生最後のスペインへの旅

− 大学生活最後となる卒業旅行では、さえりさんはスペインを選んだのですね

大学で専攻した第二外国語がスペイン語でした。フェイスブックでの交流を通じてスペイン人の知り合いができたことなどもあってスペインへの興味が深まっていきました。
卒業旅行といっても一人旅でしたが、訪れたのはスペインのアンダルシア地方です。セビリア、グラナダや、白い建物ばかりが並ぶフリヒリアナなど7箇所くらいをバスで移動して行きました。

− 現地の人との交流は楽しかったですか?

分からないことは積極的に現地の人に訊こうと思っていたので、基本の質問をスペイン語に訳したメモを持参しました。
それを見ながら、何とかスペイン語で質問するんですけど、わーっと早口のスペイン語で答えられると、何を言っているのか全く分からない(笑)。そうこうするうちに、どんどん人が集まってきて、みんながスペイン語でわいわい一生懸命教えてくれて。それでも、やっぱり何と言っているのか全然分からない(笑)。
でも、言葉が分からなくても、世話を焼いてくれようとしている地元の人々の優しさに触れることがうれしいんですね。のちにスペインで暮らしてみたいと思ったのも、スペイン人に親切にしてもらったという思い出があったことが大きいです。

セビリアで出会った日本人女性のこともよく覚えています。フラメンコを観劇した帰りに、「ありがとねー、ありがとねー!」というおばちゃんの元気な日本語の声がどこからか聞こえてきて(笑)。見ると、50代の小柄な日本人女性がダンサーたちをねぎらっていたんです。会社を早期退職されて世界中を一人旅しているという人でした。日本語しか喋れなくてもとても楽しそうにいろいろな国を旅しているというお話を聞き、そしてスペインでも日本語だけで堂々とコミュニケーションをとっている姿を見て(笑)、海外でももっと積極的に行動しても良いんだな、と勇気づけられましたね。

学生時代の旅は特別 思い立ったらどんどん行ったほうがいい

− こうした経験や出会いの蓄積が、社会人になってからスペインに暮らすという経験にもつながっていったんですね。

私にとって旅をする動機のひとつは、日常とは全く異なる環境に身を置いた時、自分のものの見え方や感じ方がどう変化するかということに関心があるからなんですが、社会人になってあらためてスペインに腰を据えてみると、ある意味予想外の結果になりまして……。

− 何が予想外だったんでしょうか?

社会人としていろいろな経験を積む中で、自分なりに成長し、予想以上に自己形成されていたんですね。旅先で「どこにいても変わらない私」を発見することになりました。 もちろん、見るものに刺激を受けることや楽しいこともたくさんあるんですけど、学生時代に感じた「自分自身が揺さぶられる」という感覚は、もうさほどなかったんです。

− 学生時代の旅とは、随分感覚が変わっていた?

学生時代は、自分自身がまだ固まっていなかったぶん、旅の中でいろいろなことを深く考えたり、感じたりしていました。
大人になってしまうと、「どこにいても私は私」で、ものの見え方も固定化されてくるんですよね。それはそれで余裕を持って旅を楽しめる良さではあるのですが。
多分、今後年を取るに従ってさらに「どこにいっても変わらない価値観」の中で旅行をゆったり楽しむということになっていくんだろうなあと思いますね。

− 学生時代の旅はやっぱり特別なんですね。

いろいろな面でそう思います。学生時代の感受性やものの見え方・感じ方は、その時だけのものだと思います。年齢や人生のステージを重ねると興味はどんどん移り変わって行くし、それにともなって旅のスタイルも変化していきます。
何より学生時代は自由な時間がたくさんあって、何にも追われず旅を楽しめるのがいいですね。社会人になると、友だちと休みを合わせるのも長い休みを取るのも難しくなります。
学生だからこそ、行きたい時に行きたい場所へ、思い立った時にどんどん行ったほうがいいと思います。特に私は一人旅デビューが遅かったので、こんなに楽しいなら学生のうちにもうちょっと行けばよかった! と思いましたね。

− 社会人になってみて旅に対して改めて思うこと、学生に向けてのメッセージをいただけますか?

私自身は学生時代にもっと旅して色んな体験をしておけば良かったと思うし、もっと英語も勉強しておけば良かった。
自分を含め、なかなか年上の人に言われてもその時には気付けないものなんですけど、わかったうえでも言いたいですね(笑)。
旅をして、いろいろなものや人を見て、「これまで自分が見ていたものは、こんなに少しだったんだな」と思いました。身近な人たちとの関係だけで完結する人生もいいけれど、遠い場所で生きる人たちの日常や思いに触れたとき、人生が変わるってほどでなくても、やっぱり視野は広がりますよね。
今この瞬間も、世界中には多種多様な人たちが生きていて、私たちと同じように悩んだり失恋したりしている。自分が暮らしたことのない場所に思いを馳せてみた時に、ちょっとでも「見てみたい」と心が動くんだったら、実際に見に行ってみたら?と思います。今では飛行機があって、簡単に行ける。インターネットで情報を得られる、SNSで様子を見ることができる。世界って近いじゃん、って思うんです。

「旅に、『人生を変えたい!』というような大きな動機って必要ないと思うんです。もっと陸続きの感覚でいいんじゃないでしょうか」と、さえりさん。
常に直感に素直に従って行動し、より良い未来を切り開いてきたさえりさんならではのアドバイスですね。 ちょっとでも広い世界を覗いてみたい気持ちになれたなら、ぜひ旅へ行ってみませんか。だって、近いんだから。

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