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JTB交流文化賞

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交流文化賞 ジュニア体験部門

第11回 JTB交流文化賞 受賞・入選作品

小学生の部

優秀賞

ばあちゃんのずんだもち

佐藤 優宙

ぼくは、ばあちゃんが作ってくれるずんだもちが大好きです。宇宙一おいしいです。ずんだもちは、宮城県の名物料理で、枝豆をすりつぶして、あんにし、おもちにからめた料理です。優しい黄緑色をしています。ずんだもちを食べると、ミルクのような枝豆の甘さとやわらかいおもちのおいしさで、何個でもおかわりができます。いきなりおいしいです。

夏休みに、宮城県の名物料理を調べる宿題が出ました。ぼくは、大好きなばあちゃんのずんだもちについて、書きたいと思いました。ぼくは、ばあちゃんに電話をしました。
「夏休みにずんだもちの作り方を教えてね」
と言ったら、ばあちゃんは、
「いいよ。気を付けて、おいでね」
と言いました。ばあちゃんは、いなかの大きな家に一人で住んでいます。おばけが出そうな古い家です。

夏休みに、ばあちゃんの家に行くと、ぼくの大好きなおさしみ、てんぷら、ハンバーグが大きなテーブルいっぱいにならんでいます。いつもおいしい料理をたくさん作って、ぼくたちを待っていてくれます。ばあちゃんから、
「ゆうきちゃん、明日、ずんだもちを作るから、朝に、畑の枝豆を取ってきてね」
と言われました。次の日の朝、ぼくは、ばあちゃんの家の庭にある小さな畑に行きました。フワフワの黒い土がとても気持ちがいいです。枝豆の木を力いっぱい引っぱって、五本取りました。今度は、枝から枝豆を取ります。枝豆の毛で、指がくすぐったくなります。全部取り終わると、ばあちゃんは、大きななべで煮ました。ゆであがった枝豆は、さまして、からをむきます。からをむいたら、うす皮を指で押し出して取ります。たくさんあるので、最後は、ぼくの指が、枝豆のうす皮のように、フニャフニャになりました。むいた枝豆は、すりばちに少しずつ入れて、すりぼうで押しつぶし、小さくなったら、すりつぶします。とても力がいるので、お母さんと交代しながら、何回もすりつぶしました。朝にたくさんあった枝豆は、夕方には、小さななべの半分だけになりました。さとうを少し入れて煮て、つきたてのおもちを入れると、ずんだもちの完成です。でも、食べると、おいしいので、あっという間になくなってしまいました。

ずんだもちを作るのは、とても大変でした。ばあちゃんは、いつも一人で、ぼくたちのために、がんばっていました。ずんだもちには、ばあちゃんの優しさがいっぱいつまっています。だから、おいしくなるんだと思いました。

次の日、仙台に帰る時、ばあちゃんは、さびしそうでした。ぼくも悲しくなって、
「また遊びに来るからね。待っててね」
と、大きな声で、ばあちゃんに言いました。ばあちゃんは、え顔で手をふってくれました。

あらましと評価のポイント
【あらまし】

夏休み、宮城県の名物料理を調べる宿題で、一人暮らしの祖母を訪ね、ずんだもちの作り方を習う。それは畑から大量の枝豆を採っても、ゆでてつぶすと少しの量になってしまう、力と手間のかかる作業であった。いままで一人で自分たちのために作ってくれていた祖母の優しさに気づく。

【評価のポイント】

孫の祖母に対するまなざしが克明に描かれている。枝豆を収穫したり、豆の皮をむいて指の皮がふにゃふにゃになったり、少しずつすりつぶしたりというプロセスを通して、祖母への思いやりが深まっていく過程が伝わり感動的であった。添えられた写真もリアリティがあった。

受賞作品

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