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JTB交流文化賞

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交流文化賞 ジュニア体験部門

第10回 JTB交流文化賞 受賞・入選作品

中学生の部

入選

旅先で考えた私達の自然と未来

矢崎 未來

僕は小学校二年のときにバードウォッチングを始めました。長い休みには遠方にも行きます。これまでに鳥取県の八東、富士山、石垣島、オーストラリアのケアンズ、マレーシアのボルネオ島などに行きました。今年の夏はマレーシアのランカウイ島とクアラルンプールから車で二時間くらいのフレイザーヒルというところに行きました。

珍しい鳥が見られるような山奥に行くのはガタガタの道を車で何時間も移動するなど大変なこともあります。けれども、地元のガイドさんと一緒に木々の間にいる鳥や大空を飛ぶ鳥を探してフィールドスコープという望遠鏡でのぞいてみると、頭や羽の形、体の色がきれいなことに驚きます。特に普段近所では見られないような鳥に出会うと、とてもうれしくなって、夢中でカメラのシャッターを切っています。

ところで去年行ったボルネオ島には、オランウータンがいます。僕も保護区で見ましたが、とても可愛らしい表情をしていました。しかし野生のオランウータンは数が少なく、ほとんど見られないと知りました。千九百年代前半には三十一万五千頭いたオランウータンも現在は一万四千頭しか残っていないそうです。このためオランウータンは、僕が見たところのような保護区で保護されています。オランウータンはペットにするための乱獲、伐採による森林の減少で減っていると現地で教えてもらいました。

また、今年行ったランカウイ島では、幸運なことに野生のカワウソの家族を見ることができました。池の中にぷかぷか浮かぶカワウソは、冷たい水中がとても気持ちよさそうでした。実は日本では、二年ほど前にニホンカワウソが環境省のレッドリスト上で「絶滅種」に指定されてしまい、もう見ることができません。

ニホンカワウソ以外にも、生存競争に敗れて自然に滅びるもの、人間による生態系の破壊で滅びるものがたくさんいます。西暦千六百年以降絶滅した七百三十七種はほとんどが乱獲や生態系の破壊という人間の行いで絶滅しています。

過去、短い歳月に多くの種が絶滅する大絶滅があったことが分かっていますが、今はそれ以上の絶滅が人のせいで起こっているのです。一億年前は千年に一種ほどだった絶滅のスピードが、今は一日におよそ百種になっています。僕は、鳥や動物を見ながら、この絶滅のスピードをなんとか緩める方法を考えてみました。

人間による絶滅の状況は主に三つの流れがあると思います。一つ目は、色や形が美しいから、家畜をおそってしまうからなどの理由で行われた乱獲。二つ目は開発や資源をとるための過剰な森林伐採。三つ目はゴルフ場建設や護岸工事、舗装道路作りなど、人の生活を便利にするために起こる絶滅です。

僕はこの三つの流れを止めて人による絶滅をなくすには、ヒトが特別という考えをやめて、小さな生きものも、大きな生きものも、それぞれが地球に生きている大切な仲間だと考えるべきだと思います。

けれども、何もかも捨てて原始時代の生活に戻ればいいわけではありません。それではこの社会が発展したために消えてしまったたくさんの命が無駄になります。今の人の文明を使って、消えようとしている命をたすけるべきです。これは人がたくさんの命を消した償いとしてしなければならないのです。自然をつぶすのではなく、共に生き、共存していくために文明を使うことが、人間による絶滅のスピードを遅くする第一歩だと考えます。

僕はこれからも色々な所へ行って珍しい鳥や動物の写真を撮り続け、それぞれの生きものについて調べて知識を深めたいと思っています。そうすることで自分が自然を大切にする心を持ち続けることができ、さまざまな鳥や動物の写真を周りの人に見せて感動を共有できれば、自然を守ることの大切さを分かってもらえると考えます。一人でも多くの人に自然保護の意識をもってもらえば絶滅する生きものの数を減らせるのではないでしょうか。

これまでいろいろなところで撮った動物たちの写真を見るたびに、見つけた時の感動がよみがえりますが、同時にその美しさが自然の大切さを僕に教えてくれるのです。

受賞作品

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