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JTB交流文化賞

第12回受賞作品発表

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交流文化賞 ジュニア体験部門

第9回 JTB交流文化賞 受賞・入選作品

小学生の部

優秀賞

祖母との旅

坂本 裕美奈

私は小学校に入ってから毎年夏休みに、祖母と旅行するようになりました。きっかけは宿題のレポートを書くための資料集めなのですが、もう一つの楽しみは家族とはなれて、祖母と二人だけの時間を持って家族や友人に話せない事を話し合う事です。

今回の一つ目の課題は、東日本大しんさいで被害にあった東北の様子をたしかめたいと思ったからです。というのも私の母は、今の私ぐらいの年に祖父の仕事のため仙台で生活していたそうです。そのころ宮城県沖地しんという大きな地しんにあったそうですが今回ほどひどくなかったようです。そしてとても美しい町だったと話してくれます。

祖母と私は、仙台から石巻、気仙沼、大船渡、陸前高田、宮古などの町を地元の人の話を聞きながらバスで走りました。

「百聞は一見にしかず」でテレビや新聞で見るよりも、たくさんの悲しみが伝わってきました。きせきの一本松や陸に乗り上げた大型漁船など見ましたが、その周りの道路は水につかり、線路は曲がりくねっていました。駅はホームのコンクリートだけが残っていて、その前に広がる町は土台だけで何もありませんでした。きっとそこに住んでいた人が植えたのでしょう美しくさみしげにさいた草花が、悲しみを大きくしていました。学校など大きな建物は、わくだけ残っていて中はがれきの山でした。ふっこうが進んでいると聞いていたのに使えない所がたくさんありました。そこにいた人々が住んでいる仮設住宅は、あまりにも小さく暑苦しく見えました。一人の力では何もできませんが、みんなで力を合わせて一日も早く元の生活を取りもどし美しい町にもどさなければいけないと思いました。

二つ目の課題は、ひさい地から遠くはなれた私達は大きな不自由や不満はありませんが日々の生活の中で学校の友人と考えが合わなかったり、家で妹をかばって母にしかられたり、生活たいどをきびしく注意されたり、心おだやかでない事がたくさんあります。車中はそんな不満を祖母に打ち明ける良い機会でいろいろ話し合います。そんな時祖母は、いつも別の立場に私が置かれたら、どう思うかを話してくれます。また母が、私ぐらいの年のころの事を話して、母なりに娘である私が自分よりも良い人生を送れるように大きな期待を持っている事、そして長女である私を、たよりにしている事などを話してくれます。良い考えに出会った時「目からウロコが落ちる」と言いますが、私は祖母と話していると心のウロコが一まい一まいはがれていくような気持ちになれます。

スピードが速くて、外の景色を楽しむ事ができない新幹線の旅は、そんな話し合いにとってすばらしい時間を作ってくれます。

あらましと評価のポイント

●毎年夏休みに、祖母と二人きりで旅行をしている筆者。普段は話せないあれこれを祖母と二人で語り合う良い機会になっている。今年は、東日本大震災の被災地を巡る旅をし、祖母との大切な時間を過ごした。
●スピードが速くて外の景色を楽しめない新幹線での車中でゆっくりと祖母と話し合うことで、筆者の「心のウロコ」が一枚一枚はがれおち、成長していく様子が伝わってくる。

受賞作品

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